川崎遍路は、本来「準西国稲毛三十三所観世音霊場の札所めぐり」ですから、正しくは巡礼であって遍路とは言わない。しかし巡礼では修行色が強いので、既に四国遍路でなれ親しんでいる「遍路」を採用した。遍路とは修行をして札所を巡り、体を鍛え、こころを癒す旅です。
しかし川崎遍路は、永六輔の「遠くへ行きたい」詩のように、唄でも歌いながら知らない町や名所を訪ね、季節ごとの風物や草花を眺めながら、気がむけば寄り道もするし、美味しそうな蕎麦屋を訪ねる「気楽なてくてく旅」です。何よりも歩くことで健康増進を図ることです。
楽しく歩くためには、現地の情報量が多い方がよい。情報を得れば、自然と好奇心が湧き、現地を尋ねたくなる。道とは未知を尋ねる道である。
川崎遍路は四国遍路にならい、1番札所を出発点として、時計回りの一筆書きで三十三所を一周して、33番札所で結願する。一周88Kmのコースを7日かけて歩く「ミニ遍路」です。
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henro@kawasaki-guide.jp (文 金子忠司)
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